第一期 | QOH'98〜QOH'99SE発売、コリン追加パッチ発表頃まで | IF-SEGA/ISA IF-SEGA/PCI |
同人格闘ゲーム初期の頃からサタパはオフ会の標準コントローラーだった。 その頃使われていた接続機はIF-SEGAが主流且つ唯一のサタパ接続機器であった。 特徴としては、値段が高く、高レスポンス、マウス以外のすべてのコントローラーに対応しており、 マルチタップを使えば最高12個までコントローラーをつなげられるというこれまでの常識を大きく超えるものだった。 正確にはそれぞれに初期版と2L版があるのだが、性能に大きな違いがないため割愛する。 PCI版ISA版共に取り外しにいちいちパソコンのケースを開けなければいけないので持ち運びには不便 現在はISAがあるマザボがまずないので選択肢はPCI版に限られる。 双方共に生産中止&サポート終了しているので、オークションを利用して手に入れるしかない。 ドライバについても公式のドライバは9X系にしか対応しておらず、 NT系となると非公式ドライバである寺川愛印氏のドライバを使う必要がある。 これはサターンパッドを二つ使うことは可能であるが、マルチタップを接続することが現段階ではできない。 サターンパッド暗黒時代にはPCI版がオークションで2万円という法外な値段までつり上げられていた事もある。 9X系のOSを使っているのであれば現在でも最強のインターフェイスと言えるだろう。 |
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暗黒期 | QOH'99withSE〜EFZBME、MBReACT頃 | ATR-USB 自作USB化サタパ 自作DPP その他 |
IF-SEGAが生産終了してしまった・・・ ISAがあるマザボが無い・・・ 等の理由でことごとくサターンパッドを使用する手段が無くなっていた時代。 人々は絶望の中ただ足掻いた。 その足掻きの中で、IF-SEGAに続くインターフェイスとして注目されたのがDPP、自作USB化サタパである。 しかしこれらは基盤やコードをいじって自作しなければならないためやや敷居が高いものでもあった。 現在はDPPも第三科学研究所購買部で購入できる。 もしあなたがオフ会の先でパラレルケーブルがついたSSマルチタップを発見したら家主はきっとサターンパッド暗黒期をしたたかに生き抜いた古強者であると考えていいだろう。 自作USBサタパとは市販のUSBパッドの中身を取り出し、サタパの基盤にインプラントすることによって当時は存在しなかったUSBサタパを製造するものである。 実際にやってみた もしあなたがオフ会の先で銀色のUSBケーブルのついたサターンパッドを見たら家主は(ry 現在となってはもはや過去の技術となってしまったサターンパッドUSB化だが、一応わかりやすく解説しているサイトを見つけたので紹介しよう。 そして・・・・ 絶望の淵を彷徨っていた同人格ゲープレイヤーの前に彗星の如くに現れたものがATR-USBである これはサターンパッドをはじめ、PS、SFC、FC他多数とあらゆるコントローラーと言っていいほど対応の広いインターフェイスである。 その性能はまさに最強と言えよう。 残念ながら、このATR-USBはイベント等で小規模な販売をやるにとどまり、その入手の難しさから管理人は入手ができなかった。 知人に2人程これを持っている人がいるが、その人いわく 「(・∀・)イイ!」 だってさ、うらやましか。 現在は生産終了しており、数もさほど出回っていないので入手はほぼ不可能であると言えよう。 |
黎明期 | MBReACT、東方萃夢想頃 |
PC MAGIC BOX系 第三科学研究所製品 復刻版USBサターンパッド |
日本の夜明けぜよ ついに同人格ゲープレイヤー(主にQOH畑出身者)の悲願であるUSB接続のサターンパッド及び変換機が登場。 いつまでも続くと思われていた暗黒時代に一筋の光明どころかインドラの矢が降ってきたくらいの劇的な変化である。。 PS、SS、DCのコントローラーを接続できると言うなんとも便利なPC MAGIC BOX系のインターフェイスには三種類あり、まず海外の通販サイトであるインポート屋からPC MAGIC BOX、つづいて国内企業からPCツナイデント123とCYBER 3in1コントローラアダプタが販売された。 現在、残念ながらPC MAGIC BOXを除いて生産終了しているので、海外からの取り寄せが必要となる。 性能的にはちょっとだけPC MAGIC BOXが使いにくい。と言うより不親切。 その後、PC版ぷよぷよフィーバーで復刻版USBサタパが登場、続いて第三科学研究所さんのサターンパッドUSB化基盤とパラレルポートにつなぐサターンDPPケーブルが登場。 第三科学研究所製作のDPPケーブルはPSXPAD(ドライバ)を使うことによってマルチターミナル6に対応しており、最大6つと現在IF-SEGAに次ぐ接続可能数を誇る。 コントローラーのレスポンスも非常に高く、パラレルケーブル接続である事が気にならないのであれば文句なしで現在手に入るインターフェイスの中では最強である。 サターンパッドUSB化基盤はサターンパッドを使うにおいて最も無難な選択であると思う。 これはその名の通りサターンパッドの中の基盤と交換して、サターンパッドをUSB化してしまうものである。 作業も簡単でドライバ一本で5分で終わってしまう。 値段も安く、すでにサターンパッドを持っている場合では2000ちょいでサターンパッドを使える環境が整えられる。 ここで注意することは、現在リサイクルショップなどで売っているサターンパッドは物により保存状態に極端な差があることだ。 保存状態のいいサターンパッドの見分け方は別項に記載するが、ここで選択を誤るとあとで必ず後悔するはず。 まれに未使用のサターンパッドが売りに出ていることがあるが、もし見つけたら高くても迷わず購入することをお勧めする。 当然のことながらサターンパッドは生産終了しているからだ。 そして、これらの製品と違い、新品として買える物が復刻版USBサターンパッドである。 フレームに全く傷が無く、ゴムも劣化していないと言う実にすばらしいものであるが、いくつか問題点がある。 大規模なオフ会や大会に出たことのある方ならわかると思うが、軸及びLRスイッチがサターンパッドと異なるのである。 LRは多少押し心地が変わろうが問題は無いのだが、軸はそうもいかない。USBサタパの軸はサターンパッドの軸に比べて多少角度が違うため、サターンパッドに慣れている人には重度のパッドハメが起こる。 ガードしようとしたらジャンプしたとか低空ダッシュをしようとしたら二段ジャンプをしたとか、格闘ゲームとしては無視できないレベルである。 これはサターンパッドを買ってきて軸を交換する事によってあっさり解消される。 慣れればたかが5分の作業である。 軸、おまけにLRスイッチの交換方法は別項に記載する。 保存状態のいいサターンパッドが手に入らない場合は復刻版USBサタパを購入することをお勧めする。 |
飽食の時代 | MBFT、FATAL/FAKE頃 | PlayStation2対応 復刻版セガサターンコントロールパッド |
・・・・・・そして将来性と言う面において最も信頼できるパッドが登場した。 セガ・ロジスティクスサービスから「最高のコントローラは、時代を超えて新しい。」をキャッチコピーになんとPS版サターンパッドが製造された。 復刻版USBサタパで成功したためか割と入手しやすい。 これもUSBサタパ同様軸を交換する必要があるが、値段も非常に安く、セレクトボタンがありUSBサタパよりも1ボタン多い10ボタンの仕様となっている。 パソコンで動かすためには当然PSパッドを接続できるインターフェイスが必要となるが、すでに同人格ゲーをプレイしていて、これからサタパを購入しようと思っている方であれば、接続機はすでに持っていることだろう。 また、昨今はPSパッドをUSB接続できるインターフェイスが1000円ちょいで購入でき、最高のレスポンスを誇るJY-PSUAD1さえ、2000円程度である。 管理人も早速3つほど購入し、軸を交換してみたが、握ってみて特別な違和感は感じられなかった。 USBサタパのシャンパンゴールドカラーを握ったときのほうが違和感を感じたくらいである。 説明書によるとどうやら使い方を誤ると死亡事故につながるらしい。 |
現在 | ひぐらしデイブレイク等 | 新製品無し サターンパッドUSB化基板ver5作成中 |
そして現在、サターンパッドUSB化基盤ver4が生産中止、復刻版サターンパッドはセガダイレクト以外では入手が困難と、新たに同人格ゲーを始めるプレイヤーがサタパを手軽に入手することは非常に難しくなった。 各地で行われる同人格ゲーの大会でもサターンパッド統一と言う所は少なくなっている。 サタパはこのまま廃れる運命にあるのか!? 否! 諸君らの心にサタパを愛する心がある限り決してサタパは廃れはしない!! 思い出してみたまえ!初めてオフ会に行ったあの時の事を! サタパをろくに握ったことのない者はダッシュが出来ない!ボタンを間違う! 大変な目にあったことだろう・・・ だが諸君らはサタパに慣れた!受け入れたのだ! よってそのサタパは諸君らの体の一部となった! そうだ、名前をつけてやるんだ、そして必殺技を出す時に相棒の名を叫ぶのだ! 「さちこーーーー!!!!」 さて、話が脱線したが、現在でもサターンDPPケーブルは売っているので、パラレルポートのあるパソコンを使っている方はそれを使うと良い。 |